18きっぷのシーズンですね。
例に漏れずぼくも18きっぷで東海道線を爆走してるところです。天候に恵まれ富士山がきれいです。エモい。
18きっぷなど遠方を放浪するときは「遠くの誰かの日常を覗けるよろこび」を噛み締められるよう意識しています。
たとえば僕が今回の道中立ち寄った高松ですと、周知の通りさぬきうどんのお店が無限に立ち並んでるわけですね。
うどんを食べさせるお店が無数に並んで黄色いランプを光らせてる異質な光景とか、
セルフうどんの一風変わったシステムとか、
つやつやしててコシのあるうどんのお味とか、
「アッこれが地元の人の日常なんだな!!」って気付く瞬間一つひとつ、とっても素敵だなって思います。
旅先で出くわす日常は誰かの日常であって、誰かの人生を味見する贅沢があるんですね。
そんな贅沢な瞬間を切り取って保存できる便利なツールを現代人は持ち合わせてて、いわゆる写真ってやつですね、
見たままをそのまま電子データ化してしまうニクい存在です。
旅先のキラリと光った瞬間、写真に収めて残しておきたいなあと思うようなその瞬間、私達は思い思いの機材を取り出しカメラを構えるわけですが、ここで
「せっかく撮るならよりよい写真を残したいなあ」
と欲が生まれるのが自然ではないでしょうか。少なくともぼくはそうだ。
「よい写真を撮る方法がわからない」ここ最近個人的な悩みなんです。
せっかく写真に収めたくなるような瞬間に出くわしてシャッターを切っても、(この写真には今の気持ちがぜんぜん乗っていないんじゃないか)とか歯痒い気持ちになるばかりでおもしろくありません。
どうしたら上手に写真を撮れるかなアとあれこれ思索してたんですけども、とりあえず最近自分についてわかったのは
よい写真が撮れない それどころか、よい写真の目利きさえできない
って、自分が思ったよりよっぽど低次元なところに居るってことなんですね。
正月なんか格付けチェック〜とか言って上等な牛肉とスーパーの牛肉食べ比べさせてたりしてますけど、あれの写真版やられたらぼくは即死するって話です。
「良い写真とはなんぞや」厄介な問いを抱えてしまったので、いろいろ考えて後日ここにまとめてみようと思います。コメントなんかでご意見貰えたら昇天してよろこびます。